堤 剛 – 経歴

堤 剛(Tsutsumi, Tsuyoshi)

日本のチェリストである。桐朋学園大学院大学特命教授、公益財団法人サントリー芸術財団代表理事、サントリーホール館長、霧島国際音楽祭音楽監督などを務める。2009年より日本芸術院会員。

【来歴】

桐朋学園斎藤秀雄に師事し、桐朋学園高校音楽科卒業後にインディアナ大学へ留学しヤーノシュ・シュタルケルに師事した。1963年よりシュタルケルの助手を務める。

1957年に第26回日本音楽コンクールのチェロ部門で第1位と特賞を獲得、1960年のNHK交響楽団欧米演奏旅行にソリストとして同行し評判を博した。その後、1963年ミュンヘン国際音楽コンクールで第2位、ブダペスト国際音楽コンクールで第1位を獲得し、世界各地のオーケストラと多数共演した。西オンタリオ大学准教授、イリノイ大学教授、インディアナ大学ジェイコブス音楽院教授、桐朋学園大学教授として後進の指導にもあたる。2004年4月から2013年3月まで桐朋学園大学学長を務めた。

劇作家の堤春恵夫人(「仮名手本ハムレット」で読売文学賞)もインディアナ大学の卒業生(2004 日本学でPh.D.)。

【主な受賞歴(1990年以降)】

【主な著作】

  • 私の「イリノイ日記」―チェロとともに(音楽之友社 1990年)
  • チェロを生きる(新潮社 2002年)
  • 斎藤秀雄 講義録(編集)(白水社 2005年)