今回は日本を代表するチェリストであられ、現在サントリーホール館長をなされている堤剛先生をサントリーホールの館長室にお訪ねいたしました。
先生には、インディアナ大学ブルーミントン校への留学に至る経緯からの長い歴史を振り返っていただき、またIU Jacobs School of Music(IU 音楽学部)の魅力について存分に語って頂きました。
先生は桐朋学園高校ご卒業後にIU音楽学部に留学そしてご勤務(1961-65-67)され、後に同音楽学部教授(1988-2006)を務められました。
(略歴はこちらをご覧ください)。
インタビュー日:2020年7月17日
① “斎藤先生は、「アメリカで学べば、お前が日本に帰ってきた時に、それを生かせる・・・”
② “ブルーミントンみたいなところに行って、本当に勉学に打ち込むのがいいんじゃないか”
③ “本当に具体的に思ったのは、シュタルケル先生が初めてでした。“
④ “こう、いろいろなご縁が噛み合ってきたのかなあ、って思います。”
⑤ “インディアナ大学では 全人教育だと・・”
⑥ “ディーン・ベインがどうしたらコーンフィールドのど真ん中の音楽学部を世界的なものに・・・”
⑦ “この学校の特色を大きく打ち出すのは、やっぱり Opera だと・・・もうこれしかない!”
⑧ ”もしお前がアメリカに来るような気があるのだったら一筆くれ、何とかしてやる”
⑨ “教育棟を作ると言っても予算が出ない、 だから彼はBomb Shelter だって・・”
⑩ “本当に一からやらされるわけ、最初は音階、音程を完璧に、・・本当に一から叩き直された。“
⑪ ”Tsuyoshi, there are three most important things to become a very fine cellist.” ”あっ!これだー!これで留学した甲斐があった。”
⑫ “僕はね、斎藤秀雄先生には本当に音楽というものを、それからシュタルケル先生にはプロフェッショナリズムを・・”
⑲ “演奏は、大きな方でも自分が届けられるメッセージは二千人が限度だ、でも教育を通じたら、どんどん広がって何万人にも・・。”
⑳ “池の水に石を打ったら、水の輪が広がってゆく感じで、それがウィーノルドさんがおっしゃった全人教育とはこういう意味だったんじゃないかな・・”